修学旅行      (2014年1月出版・2019年10月再出版)

 岩手県の山里にある菜の花小学校。今年の修学旅行先は、なんと東京。今年度で廃校になることもあって、生徒の要望で決まりました。

 ところが、出発直前、旅行会社のサギが発覚。それでも、「東京に行きたい」という生徒達の希望があって、急遽極力経費を抑える貧乏修学旅行をすることになりました。

 しかし、東京出身で担任の須藤を始め、生徒の里子、四つ葉、翔太、佐助、豊にもそれぞれこの修学旅行には様々な事情がありまして……。


 この作品は長編のおとな文学です。

 それぞれに事情を抱えての修学旅行。

 大人だけではなくて、子供だって悩みを抱えている。

 その中で、みんな前向きに生きている。

 そんな作品です。

 最後はそれぞれが複雑な問題を解決して、分かり合えるようになります。

 修学旅行……。

 誰もが思い出すと笑ってしまうような、ちょっと甘酸っぱいような、そんなストーリーをもっていますよね。

 2011年完成。